☆歴代天皇(まいり)
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記紀に伝承される第2代天皇。名は神渟名川耳(カムヌナカワミミ)。神武天皇第3皇子、母は媛蹈鞴五十鈴媛(ヒメタタライスズヒメ)。欠史八代の一人である。
記紀によれば、父帝没後、政治を執っていた異母兄の手研耳命(タギシミミノミコト)が、兄弟を殺して皇位につこうと企てたが、手研耳命の妻となっていた母の歌でこれを知り、兄の神八井耳命(カムヤイミミノミコト)と謀って手研耳命を誅殺。神八井耳命は自らの手で殺せなかったことを恥じて皇位を辞退し、綏靖が即位したという。
五十鈴依媛(イスズヨリヒメ)を皇后とし、大和葛城高丘宮に都して、在位33年、84歳で崩じたと伝えられる。
綏靖天皇から第9代開化天皇までの8代は、即位後の事績が記紀に記されておらず(欠史八代)、存在が論争の的となっている。