【?~前238年】
中国、秦代の偽宦官。商人の呂不韋は、秦の公子子楚に妾の趙姫を妃として差し出し、始皇帝が生まれたが、始皇帝が即位して自らは丞相となった後も、彼女との関係を絶てずにいた。そこで、彼は関係を清算するため、「それを軸に馬車の車輪を回せる」ほどの巨根で知られる嫪毐という男を後宮に(無論偽装工作をして)送った。嫪毐は趙姫との間に2人の息子を儲け、彼女の後援で権勢を掌握。前239年には長信侯に封じられ、さらに河西太原を封地として毐国(あいこく)を建てた。しかしのち密告によって発覚し、車裂きの刑に処せられる。彼の一族、そして2人の息子も処刑された。
Wikipedia・嫪アイ