1945年生まれ。8歳の時に、父親から二胡の手ほどきを受けた。13歳で上海音楽学院付属中学に入学。続いて上海音楽学院本科(大学)で学び、1978年で、中国でも最もレベルが高い伝統音楽団体として知られる上海民族楽団に入団した。中国では、共産党政権の中華人民共和国成立後も、「旧支配階級のもの」と決めつけた一部の楽器(古琴など)を除き、伝統楽器の演奏法の技術革新が続けられた。閔さんは曲目などについて制限の多い中で、古い伝統と新たに獲得された技術を融合させた、「前代未聞」の芸風を確立させた。閔さんの演奏は、続く世代の演奏家にとっても「まねのできない、標準的な演奏」として、大きな影響を与えた。
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