大浜氏は熊本大学付属医学専門部を卒業後、1959年に大浜外科医院を開設。60年には県内初の胃カメラを導入した。以後、医療、介護、福祉、教育分野に事業の幅を広げ、おもと会グループを形成。72年からは県医師会会長を6期11年務め、県全体の医療向上に尽力した。77年には県教育委員長に就任。「学力低下の最大の責任は現場教師にある」と発言し、県内外で物議を醸したこともある。83年の参院選で自民党から全国比例代表で出馬し、初当選。2期12年の任期中はエイズ予防法の成立に尽力したほか、大蔵政務次官、農水政務次官、自民党脳死・生命倫理及び臓器移植調査会会長、参院沖縄・北方問題委員長などを務めた。2002年に医療・沖縄振興に貢献したとして、琉球新報賞を受賞した。
琉球新報