平安時代の物語作者。生没年及び本名不詳。「紫式部」の名は、源氏物語の「紫の上」と父の官位「式部丞」によるものという説が有力である。
漢学者の藤原為時と藤原為信女との間に生まれ、早くに母と死別し、父の手で育てられた。999年、30歳前後で藤原宣孝と結婚、大弐三位を産むが、1001年夫と死別。この頃から『源氏物語』の執筆を始めたらしい。
1005年から一条天皇の中宮・彰子に仕えた。その間の苦労は『紫式部日記』に詳しい。没年については諸説あるが、晩年の生活については未詳である。
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