1928年、エジプト南部ソハーグ県生まれ。66年にアズハル大学を修了。86年からエジプト国内の宗教問題について政府に助言するムフティ(法学者)を務め、96年に死去したガデルハク師の後任として同年、アズハル指導者に就任した。アズハル指導者が出すファトワ(宗教見解)はイスラム教徒の多数派を占めるスンニ派に大きな影響力を持つ。タンタウィ師は穏健派で知られ、女性の権利擁護などにも積極的。2009年にはイスラム教徒の女性が顔全体を隠すベール「ニカブ」について、アズハル付属学校内での着用禁止を指導、アラブ社会に反発が広がった。
47NEWSより引用