安価で高性能の日本のデジタル時計の大量生産、輸出の影響でスイス時計産業が苦境に陥った1980年代、同産業の立て直しにコンサルタントとして乗り出し、伝統の機械式時計ではなく、斬新なデザインで安価なクオーツ時計の「スウォッチ」の販売を始め、世界的にヒットさせた。欧州メディアによると同国のロイトハルト大統領は「われわれ(スイス国民)はハイエク氏に多くを負っている」と話し、功績をたたえた。同氏はレバノン・ベイルート生まれ。83年に同グループの前身となる会社、SMHを創業し、98年に社名をスウォッチ・グループと改めた。傘下には「オメガ」「ブレゲ」などの高級時計ブランドも擁する。
47NEWSより引用