現代建築の評論や都市論の執筆を手掛け、90年には土地に宿る精神性を論じた著書「東京の地霊」などでサントリー学芸賞を受賞した。日本の近代化を象徴するモダニズム建築の保存運動で主導的な役割を果たした。12年に完成当時の姿によみがえった東京駅舎の復元をはじめ東京、大阪の中央郵便局解体に反対する活動を展開。昨年、都内に開館した国立近現代建築資料館の創設にも尽力した。05年紫綬褒章。東大名誉教授。10年から博物館明治村(愛知県犬山市)館長。08年から毎日新聞でコラム「都市の呼吸」を連載していた。
毎日新聞より引用