高名な音楽学者を父に1935年、ドイツのエッセンで生まれた。ハンブルク音楽大などで学び、57年に仏ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、一躍注目を浴びた。72~77年にベルリン・ドイツ・オペラの首席指揮者を務めたほか、88~97年にハンブルク州立歌劇場の音楽総監督、93~96年にチェコ・フィルの首席指揮者などを歴任した。読響とは97年に初共演し、98年に第7代常任指揮者に就任。2007年まで9年間務め、退任後は読響初の桂冠指揮者となった。在任中、2回の欧州ツアーを率いたほか、2000年の定期演奏会でグルリットのオペラ「ヴォツェック」を日本初演し、文化庁芸術祭優秀賞を受賞した。12年に読響を指揮したのが最後の来日となった。
YOMIURIONLINEより引用