1940年代から活動を始め、「天使のハンマー」「ターン・ターン・ターン」などを作曲。代表曲「花はどこへ行った」は、ベトナム戦争に抗議するフォークソング。賛美歌だった「ウィ・シャル・オーバーカム(勝利を我らに)」を、60年代の公民権運動を象徴する歌として広めた。ボブ・ディランやジョーン・バエズ、ピーター・ポール&マリー、ブルース・スプリングスティーンらに影響を与えた。政治的活動も活発で、共産党に在籍したことがきっかけで、50年代半ばから約10年間、米国のラジオやテレビから消えた。その後も公民権運動や反戦運動のほか、ハドソン川の浄化などの環境問題にも取り組んだ。
朝日新聞より引用