レシフェ出身のロッシ氏は1964年、当時のアイドル歌手ロベルト・カルロスのようになることを目標に歌手デビューを果たした。バンド「シルバー・ジェッツ」を結成し、ビートルズに影響を受けたとしながらも自らの音楽を「ノルデステ(ブラジル北東部)・ロック」と呼び、その後50年間近く続いた音楽人生の最盛期には1カ月で平均25回のショーを行っていた。大学で建築工学を学び、歌手になる前は物理学と数学の教師だったロッシ氏は、2010年の州議会議員選挙で民主労働党(PDT)から立候補したものの最低投票数を確保できず落選した。 派手で格好悪いスタイルを意味する「ブレーガ(Brega)」というスタイルがトレードマークで、国内全域で結成されたファンクラブでは「ブレーガの王様」と呼ばれ愛され続けてきた。
サンパウロ新聞より引用