福島県出身。兄四朗は小説家東海散士として知られる。1879年陸軍士官学校卒業。砲兵少尉から陸軍砲兵射的学校、陸軍士官学校教官、駐在武官を経て、95年日清戦争に大本営参謀として出征。1900年清国公使館附武官となり、同年の義和団の乱では、60日にわたって北京公使館に籠城し解決にあたった。04年、野戦砲兵第15連隊長として日露戦争に出征。その後、佐世保・下関要塞司令官、第12師団長、東京衛戍総督、台湾軍司令官、軍事参議官を歴任し、30年4月に退役。敗戦後の45年9月に自決を図るが果たせず、同年12月に没した。満州事変後の陸軍の動向に落胆したといわれる。
柴五郎 - Wikipedia